ブログ

Blog

認知症と片付けの工夫

認知症を抱えるご家族のいるご家庭では、日常生活の中でも「片付け」に大きな負担を感じることが多いようです。物をしまった場所を忘れてしまったり、必要のないものをため込んだりすることで、部屋が散らかりがちになり、家族のストレスも増大します。そこで今回は、認知症のある方と共に暮らすうえで、片付けをスムーズに行うための工夫について考えてみましょう。

まず、認知症の方は目に見える形で物の所在がわかるようにしてあげることが大切です。例えば、衣類や日用品を収納する際には、中身が見えやすいクリアボックスを使ったり、ラベルを大きめの文字で貼ったりすることで、探し物による混乱を防ぎやすくなります。また、使用頻度の高いものはワンアクションで取り出せるような配置にするなど、複雑な作業を求めない工夫も有効です。

さらに、物を増やしすぎないために定期的に点検することも欠かせません。使わなくなった日用品や古い衣類は思い切って処分し、必要最低限の品だけを残すと、部屋の見通しが良くなります。ただし、ご本人が愛着を持つ品を無理やり捨てるのは逆効果になる場合もあるため、まずは「ここに置いておこうね」「これはよく使うからまとめておこうね」など、コミュニケーションをしっかり取りながら進めることが大切です。

それでも片付けが上手く進まず、ご家族が疲弊してしまうケースもあるでしょう。介護保険を活用し、ホームヘルパーなどの専門家に片付けや日常生活のサポートを依頼することで、家族の負担を軽減する方法もあります。第三者に介入してもらうことで客観的な助言が得られ、環境改善がスムーズになることも少なくありません。

もし、こうした在宅でのサポートを活用しても負担が大きい場合は、有料老人ホームへの入居を検討することも視野に入れましょう。認知症の方が安心して暮らせる設備が整い、介護スタッフが常駐している施設であれば、家族の負担を大幅に軽減できるだけでなく、ご本人にとってもより適切なケアを受けられる環境になります。大切なのは、家族全員が無理をせず、適切なサポートや施設を選択すること。状況に応じた選択で、暮らしやすい毎日を目指しましょう。

(広報担当)

SHARE
シェアする

ブログ一覧

ページの先頭へ